病理検査・生理検査

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 検査科では病気の診断・治療・経過観察に欠かせない臨床業務を行っています。検査は「生理検査」と「検体検査」に大別されます。検査科には病院職員技師4名とブランチ(外部委託)技師3名が在籍しています。 病院職員技師は病理検査や生理検査を行っています。その業務について説明します。 

 1 生理検査

≪心電図≫

 心筋の異常を知る手段として有用で最も一般的な心臓病検査法です。

心電計1.JPG

(使用機器:日本光電ECG-1550)

 

≪24h心電図検査≫

 1日ホルター心電計をつけることにより不整脈の診断・治療法判定・薬効評価・成人病検診・心拍日内動態などを知る有効な手段です。

s_図2-ホルター心電計と解析装置.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(使用機器:解析装置 日本光電 DSC−3200 ホルター RAC-T102 2台 RAC−3103 1台)            

 

 ≪肺機能検査≫

 肺機能障害を鋭敏に検出し量的質的に精細に判定し呼吸器疾患の診断に有効な検査です。

s_図3-肺機能測定装置.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(使用機器 CHESTAC-8900)        

 

 ≪血圧脈波検査(PWV/ABI)≫

 四肢血圧を測定し短時間で動脈硬化(石灰化)の進行度及び下肢動脈の狭窄・閉塞を判定します。

ABI1.JPG

(使用機器 コーリンform)

 

≪尿素呼気試験≫

 呼気を集める方法で、ピロリ菌感染の有無や除菌判定に行われます。非侵襲的・簡便であり感度・特異度も高い検査です。年間66件(使用機器 大塚電子 POC-one)

 

≪聴力検査・チンパノメトリー・耳小骨筋反射検査≫

 標準純音聴力検査では障害部位の診断と程度の把握を語音検査では聞き取り聞き分け能力を判定し不自由度推定や補聴器適合判断など聴覚機能を検索します。チンパノメトリー検査は鼓膜や耳小骨を介しての伝わり方で中耳の病変や耳小骨筋の働きを判定する検査です。

(使用機器 リオンAA-74 リオンRS-33 )

 

≪超音波検査(超音波検査士 1名常勤)≫

腹部・乳腺・甲状腺のスクリーニングを中心に行っています。また、エコー下腫瘍穿刺生検・ドレナージ・術中エコー等での機器操作なども行っています。

 

(使用機器:東芝アプリオ500) (使用機器:アロカprosoundα7)
   エコー (2).JPG
s_図5-救急室超音波装置.jpg

 

2 血液型 抗体スクリーニング

  ABO式血液型 RH式血液型検査や不規則抗体の有無を輸血前や手術前などに行なっています。

≪輸血検査(交差適合試験)≫

 病気やけが、又は手術などで血液が不足した時、血液をもらう人とあげる人の血液を試験管内で混合し、反応を見ることで、輸血を実施してもよいかどうかを確認するための検査です。それにより輸血の副作用を防止します。

 

3  病理 細胞検査

≪病理組織検査≫

 病変のある部分の組織を一部或は全部切り取り、機器(写真@)で全処理した後、ミクロトームという機器(写真A)で数ミクロン(1000分の数ミリ位)の厚さでスライスし、ガラス板に張り付け、色を染め(写真B−A)、顕微鏡(写真C)で観察できるように技師が標本を作製します。それを病理医という専門の医師が良性・悪性を含めどんな病気なのかを診断します。

 当院での検体例:胃カメラ、大腸カメラ、気管支鏡、皮膚病変、手術した臓器など

 

≪細胞診検査≫

 様々な体の部位から細胞を吸引したり、擦ったりして集めた細胞をガラス板に塗り付け、色を染め(写真B-B)、顕微鏡で(写真C)異常な細胞がないか、細胞検査士の資格を持つ技師がチェックをします。異常細胞が見つかれば、それを細胞診指導医という専門の医師が判定・診断します。

 当院での検体例:喀痰、尿、皮下腫瘍、乳腺腫瘍、リンパ節など

 細胞診の判定基準:正常或は良性、良性か悪性か判定困難、悪性の疑い、悪性と確定

 

≪学会発表≫

・豊胸手術後、シリコン漏出によるリンパ節腫大の一例(千葉県直診学会)

・甲状腺内に存在した副甲状腺癌の一例(日本臨床細胞学会)

・増殖性筋膜炎の一例(細胞学会千葉県支部会)

・胃・境界病変の検討(日本臨床細胞学会)

・膵尾部粘液性嚢胞腺癌の細胞像(細胞学会千葉県支部会)

写真@:固定包埋機  写真A:ミクロトーム
固定包理機.jpg ミクロトーム.jpg
写真B
A:組織    B:細胞診
写真C:顕微鏡
写真B.jpg 写真C.jpg

  

検体検査

検体検査は、ブランチラボ(外部委託)により、患者様から提出していただいた血液・尿を用いて以下の検査を行っております。

平成25年1月より検査結果を迅速に報告できるよう新しい検査機器を導入しました。

 1 生化学検査

血液などに含まれるタンパクや脂質、酵素を測定し肝機能や腎機能糖尿病、高脂血症などの検査を行います。

(使用機器:TBA120FR) (使用機器:GA09、HLC723G9)
s_図6-TBA120.jpg s_図7-GA09.jpg

 
2 血液検査・凝固検査

血液中に含まれる白血球や赤血球などの数を調べ、貧血の有無の検査のほか、血液が固まる能力の検査なども行っています。

 

(使用機器:CA650) (使用機器:XT1800)
s_図8-CA650.jpg s_図9-XT1800.jpg

 

3 尿一般検査

尿の中に含まれているタンパクや糖、血液成分の混入の有無、顕微鏡を使って尿に含まれている細胞や細菌の有無のほか、簡易検査キットを使ってインフルエンザやノロウィルスなど感染症の検査も行っています。

  s_図10-US2200.jpg

 

4 血液ガス

血液に含まれている酸素や二酸化炭素の量、PHを測定し呼吸の状態や体内の酸・アルカリのバランスを確認します。
(使用機器:M248)

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